はじめてみたときから
先日、中日劇場にて花組の全国公演「Ernest in Love」を観に行ってきた。
「アーネスト」という名前の架空の人物を作り上げ、遠方に出かける理由にしていた主人公達とそれに乗っかる親友。嘘の人物語るもんで、それぞれの恋人には誤解され大騒動に。そして恋人との結婚が許されない障害になっていた、主人公の出自の秘密も核心に近づいて・・・!?
みたいなあらすじ。
明日海りお様演じる主人公、アーネスト。(麗しい~~~~)
その恋人を演じる花乃まりあ様がかわいらしく言うんですよ。
「アーネストという名前の人と結婚するのが夢だったの」と。
アーネストの本当の名前である、「ジャック」は平凡だと一刀両断。
それが、なんかすごく…日本じゃないやつだな!というか。
一方で(ヅカ好きならメロディー付きで暗唱できるだろう)
「あなたはなぜロミオなの」「恋人、僕の新しい名前だ」「バラという名の花は名前を変えても香りは変わらない」「名前に意味はない」的なこと、
シェイクスピアが言ってるじゃないですか。
(脳内にちえねねが出てきました。幸せになりました。)
名付けることの恣意性はヨーロッパで指摘されてきたんじゃなかったんかい、という。
日本の少女漫画に「直とか誠(=アーネスト:正直の意味)という名前の人と結婚するのが夢だったの」というセリフは出てくるものだろうか~。
欧米の人のファーストネームはだいたいキリスト教やギリシャ神話に由来するものって多い。しかもおじいちゃんお父さんから受け継いだりするのも、典型パターン。
留学先NZで
「サムいる?」「どっちのサム?」「サム・(名字)」
というやりとりするたび、日本だったら
「佐藤さんいる?」「佐藤なにさん?」「佐藤太郎さん」と、
下の名前と逆になるもんだけどなーと思ってた。
そう思えば、日本は漢字ありのひらがなカタカナありので。
読み方は同じでも、使う漢字で名前の意味が変わってくるし。
選択肢は多いのかな。
3時間通してもんもん考えておりました。
グエンドレンとセシリイが「はじめてみたときから」きゃいきゃい、うれしくても悲しくてもきゃいきゃいするのはかわいい。
若かりし女子校時代のノリを思い出しました。
きょうは美濃加茂市へ。
仕事のあと、ひとりでランチ。おひとりさま極まってます。
カサゴのポワレ、アンチョビ風味。これにサラダと食後のコーヒーついて900円。
なんて良心的なんだ…!!
店名「パリの定食屋」ってすげー名前だなって思ったけど、
世界の観光地・パリにはたぶんこんな安くおいしいお店ないかも…
パリいったことないけど。おわり